オートルート比較(googleマップ vs Oregon+TKA.jp)

googleマップのオートルートは、街中では、素晴らしく、徒歩モードでも、電車モードでも結構いけてるルートを探し出してくれるのだが、山では、全くいけていない。
上高地から槍ヶ岳山荘まで、通常は槍沢を取ると思うのだが、結果は、こちら↓

まず、槍ヶ岳山荘の位置を(B)地点に設定したのに、一番近くの車道の位置に勝手に(B)地点が移動してしまい、そこまで延々と遠回りするルートが表示された。これじゃ、いただけない。

奥武蔵の蕨山では、どうだろうか?

河又から蕨山もこの通り。徒歩モードなのに、名栗湖畔の車道を行くルートに。やはり山道のデータが全く入っていないのだろう。餅は餅屋で、登山道に関しては、昭文社などと技術提携すりゃ良いのに。

次に、今年の1月に立川から市ヶ谷に移転したTKA.jpで、購入したGarmin用の地図をOregonに入れて、ルートプランナーでルートを出して見た。この時、注意しなけりゃいけないのは、Garminのroutingの設定で、Guidance Method(ルート検索方法)の設定を、Off Road(直行)ではなく、On Road For Time(道路探索 時間優先)か、または、On Road For Distance(道路探索 距離優先)にしておく事。

では、同じ河又から蕨山までをルート検索して見よう。ちなみに、事前に、河又と蕨山にWaypointを打っておくと良い。今回は、英語版をPOI25000.exeで日本語化したOregon本体で、waypointを入力したため、KawamataとWarabiMtとローマ字表記になっている。(英語版のファームウェアでは、日本語をOregon本体で入力する事はできない。但しカシミールで漢字入力したwaypointを転送した場合は、漢字で表示できる。)
全体図

300mスケールの縮尺
  

80mスケールの縮尺
   

 

もっとも、山歩きのルートぐらい、自分で決めたいですよね。GPSの示したルートに従って歩くなんてつまんないもの。

ちなみに、元々登山道の無いルートを読図などで辿るために、カシミールで自分でルートを作成して、Garminへ転送した場合などは、ルーティングの設定をOff Road(直行)にしておかなければならないのは、言うまでも無い。